初めてバレエを観たのがABTの海賊です。
今回はそのABTではなく、キーロフ・バレエの海賊のDVDを観ました。
メドーラの甲に注目
舞台は海賊船が難破するところからスタートします。
海賊のコンラッドたちが打ち上げられた浜辺に登場するギリシャの娘たち。
彼女たちの優雅な踊りも素晴らしいのですが、その中にいる主役のメドーラの踊りが目立ちます。
メドーラが一人で踊るシーンに見せる甲の柔らかさはびっくりしてしまいます。
海賊のやることはよくわからない
そこに奴隷商人がやってきて、ギリシャの娘たちが連れて行かれ、舞台は奴隷市場に変わっていきます。
奴隷市場ではパレスチナやアルジェリアから連れてこられた娘たちが競売にかけられていきます。
最後に競売にかけられたメドーラを金持ちの一行に扮したコンラッドたちが救出。
そこでメドーラたちだけを助ければいいのに、何故か奴隷商人のランケデムまで連れ去っていくのがよくわかりません。
魅力的な上半身裸のダンサー
舞台は移り、海賊の洞窟。
海賊と助けられた娘たちみんなの楽しい踊りが続きます。
コンラッドとメドーラ、そして何故かコンラッドの奴隷のアリの3人のパ・ド・トロワ。
海賊というと、このアリの印象がものすごく強いのは、何故なんでしょうか?
上半身裸だから??よくわかりませんが、アリの力強くもあり、しなやかでもあるダンスが魅力的だからなのかなと思っています。
そんな楽しいシーンが終わり、コンラッドの手下のビルバンドが裏切って、ランケデムと共にコンラッドを眠り薬で眠らせ、メドーラを連れ去ってしまいます。
変装上手な海賊たち
最後の舞台は、富豪の館のハーレム。
連れてこられたメドーラを含む娘たちによる踊りは、状況としては悲惨な状態なのですが、美しい踊りが繰り広げられます。
そんなシーンに変装上手なコンラッドたちがまたまた登場します。
今度は巡礼者として登場し、富豪たちが神に祈っている隙にやっつけてしまい、メドーラたちを救出します。
そして、コンラッドとメドーラたちは船で新たな旅に出るシーンで幕が閉じます。
力強いダンスと美しいダンスが融合した海賊は、バレエを好きになったきっかけでもあるので、オススメの作品です。
作品情報
キャスト
コンラッド:エフゲニー・ネフ
メドーラ:アルティナイ・アスィルムラートワ
アリ:ファルーフ・ルジマートフ