今回のルルベの岐阜公演は第15回の節目ということもあって思い切った舞台を手掛けられたようです。
岐阜スタジオの生徒さんは不器用な子が多いようで、振り付けを通して何かを表現するといのが、あまり得意ではないとのこと。
それでも先生が一生懸命伝え、生徒がそれに懸命に応えている雰囲気は伝わってきました。
いつもとは違う演出
最初のエスメラルダは大人クラスのメンバーの踊りでした。
自分のことで精一杯な感じで、全体としてはばらばらした感じになってしまっていましたが、それでも懸命に踊っているのが伝わってきました。
今までにないくらい長時間の演技で、振り付けを覚えるだけでも大変だっただろうなと思ってしまいます。
続いて、レ・パティヌール。
こちらは幼児科の小さな子から高等科までの子が、大勢で様々な踊りを見せてくれました。
最後に一人の子がみんなをドミノ倒しする演出がなかなか面白かったです。
細かな仕草や表情が素敵
最後はファラオの娘。
先ほどは気がつかなかったのですが、皆さん手先に意識が入っている感じがして、良い感じだなという印象を受けました。
中でもやはり主役の久嶋江里子さんと青木崇さんは素晴らしい踊りを見せてくれました。
久嶋江里子さんのぶれない回転、青木崇さんの跳躍や回転は見事で、踊りだけでなく、細かな仕草や表情などがとても素晴らしかったです。
最後の方に青木さんが久嶋さんを足先から持ち上げるシーンは、一瞬ぐらついた感じがしましたが、無事持ち上がって一安心しました。
この節目の舞台を乗り越えて、来年さらに磨きがかかった踊りが見られることを楽しみにしています!
ファラオの娘は全幕を見たことがないので、見てみたいと思います。
作品情報
作品名:エスメラルダ、レ・パティヌール、ファラオの娘
出演:バレエアカデミーRELEVE(ルルベ)
場所:長良川国際会議場