ロン・ドゥ・ジャンブ・アンレール

ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールは途中までロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールと同じで「ロン」=「円」、「ジャンブ」=「脚」、最後のアン・レールが「空中で」という意味を持ちます。

動きとしては、5番ポジションからルティレをし、ルティレからアラセゴンへ膝を伸ばした後、つま先を背中側へ弧を描くように動かし、ふくらはぎの真横を通過してから体の前側へ、これもまた弧を描くように動かして、再びアラセゴンまで戻るものになります。

上記で述べたものはアンディオール、逆に体の前側から弧を描いて背中側へ動かすものがアンドゥダンとなります。

アン・ディオール、アン・ドゥダンどちらにしても、空中につま先で楕円を描くようなイメージがロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールです。

アン・レールの意識するポイント

では、ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール(略してアン・レール)において意識することを見ていきましょう。

まずひとつ目は、ルティレになる前の動脚のクペで、軸脚の方へ足で床を掘るようにして内腿を張ることです。クペで張った内腿(股関節と膝の張り合い)を保ってルティレまで上げ、ルティレからアラセゴンになる時は、それを保ち続ける為にも、膝を押し込んで伸ばすのではなく、甲で空気を押すようにして膝を伸ばします。

ふたつ目は、最初に動脚をアラセゴンへ上げたら、アン・レールの最中はその高さを保たなければならないことです。(ただし例外もあります)これは決まりなので、守る必要があるものです。

3つ目は、つま先で弧を描くときに意識することが3つあります。

1.股関節と膝から上の太ももは動かない

2.アンディオール・アンドゥダンともに、膝関節はゆらゆら動かないように気をつける。

3.アラセゴンから膝を曲げる時は、足の裏で砂を集めてくるように、膝を伸ばすときは先程も出てきましたが、甲で空気を押すように意識する。

の3つです。

4つ目は、連続してアン・レールを行う場合は、毎回アラセゴンになる時にアクセントが付き、しっかりアラセゴンで止まることを守らなければなりません。(特に速いテンポの時疎かになりやすいです)

ワガノワ先生に学ぶ

最後に偉大なるワガノワ先生は

「ロン・ドゥ・ジャンブ・ アン・レールを正確に行えば、脚の上部はしっかりと力強いものになり、膝からつま先までの下部は、あらゆる回転運動、例えばフェッテ・アン・トゥールナンなどを行う時に、意のままに動くようになる。更に膝からつま先までがよく発達した脚、意のままに動く柔軟な脚は、舞踊において脚のすべての動きに表現性を与える」p76ワガノワのバレエ・レッスン

と述べられています。しかも、間違ったアン・レールはフェッテ・アン・トゥールナンの時に転倒を招く可能性があるそうです。

その日によってアン・レールはやったりやらなかったりしますが、こう聞くとやはり毎回行うのが望ましいですね♪

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