シュル・ル・ク・ドゥ・ピエ

シュル・ル・ク・ドゥ・ピエは通常レッスンでは「クドゥピエ」と呼ばれます。
意味は「足首の上に」という意味で、軸脚足首の前面・後面に動足のつま先やかかとを置くポーズです。

もうひとつ混同しやすいのが「クペ」。
こちらは「切る」という意味で、ポジョン(大体5番)からクドゥピエまでの足の動きのことを指します。

クドゥピエはドゥバンとデリエールがあり、軸脚足首の前面につま先をつけるものをドゥバン、後面にかかとをつけるものをデリエールといいます。

ドゥバンに関しては、足首の前面にかかとを持ってきて、つま先は足首に巻き付ける場合もあります。
これは、フラッペやプチバットマンで使用します。

クドゥピエで大切なのは第一につま先。つま先が鎌足にならないように気をつけます。

つま先を伸ばした状態から、かかとの内側が正面から見えるように特に膝下をターンアウトしましょう。
クドゥピエのつま先は、軸脚の足首の上に乗せてお休みしてはいけません。

もうひとつ大切なことは、股関節からのターンアウトです。
これにより体を横から見た時、動脚の膝は自分の最大限のターンアウトの所で横へ出すことができます。

どのパでもそうですが、基本の立ち方を保って行うことが理想です。
クドゥピエやクペの場合は、脚を動かす際に特に骨盤底筋群を使うことを意識するといいかもしれません。

動脚は膝が曲がるので、その瞬間にお尻の下が抜けやすいです。
膣で水を吸い上げるようなイメージで骨盤底筋群を使うことを意識すると、股のすぐ下辺りの内腿が寄ります。
それを保って動脚の膝だけ横に曲げていくと、股関節からのターンアウトが保ちやすいでしょう。
いわゆる「お尻を締めて」ができると思います。

軸脚もターンアウトにより床を押しやすくなって安定します。
軸脚が安定すれば動脚は動かしやすくなるので、一度意識してみてください。

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